 木曽 曲げわっぱ 大
長野の木曽地域では、400年以上も前から漆器づくりが脈々と受け継がれてきました。高地特有の「夏は涼しく冬は寒い」気候が漆塗りには、とても好都合だったのです。
「木一本首一つ」
江戸時代、木曽五木の伐採が禁止されていた時代、ヒノキは、そううたわれ、特に大切に育てられてきました。
この時代から、山や森林に手をかけ、大切に育んできた先人の心が、今もこの木曽谷に良質で豊かな森林資源を残してくれたのです。
そして、その先人たちの心を受け継いだ作り手さんたちは、木の最後の一かけらまで無駄にすることなく、すべてを使いきる努力を決して惜しみません。
Size: W17.5cm×D11cm×H5cm (フタを除く、本体のみを計ったもの)
曲げわっぱ弁当は、通常、木地作りをする「曲げ師」と、漆塗りをし、仕上げをする「塗り師」の手によって作られます。
ところが、この弁当は、木地作りから塗りに至るまで、すべての工程を一人でこなしてしまう、一人二役の技術を持ち合わせた作り手さんが作っています。
古くから受け継がれてきたものに大きな敬意を払い、その一方では、常により良いもの、より安全なものを目指している作り手さん。
今日も、「とにかく、いろいろ勉強だね」と笑います。
 
↑仕切りは、お好きなところに動かせます。
 
↑左:小サイズ 右:中サイズ ↑一つ一つ、化粧箱に入っています。
【素材の特性やご使用上の注意】
○側面の曲げ部分にはヒノキを、曲げのつなぎ部分には桜の皮、蓋の天板・本体の底板は収縮のより少ないさわらが使われています。
○木地は、すべて木曽の地で育った天然素材ですので、木目や肌合いは一つ一つ違います。それぞれの表情をお楽しみください。
○漆には、抗菌作用があると言われ、夏場には特にうれしい弁当箱です。
○漆でかぶれる方は、ご使用の際、ご注意ください。
○直射日光は避けて保存してください。
○クレンザー、たわしなどは傷の原因となりますので、ご使用にならないでください。
○ご使用後は、水洗いし、ふきんなどで拭いた後、しっかりと自然乾燥させてください。
○オーブン・電子レンジ・食洗機でのご使用は、お避けください。
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